ジャングリア「夢の国」の仮面を被った虚構帝国ーー“パワーバカンス”の裏に隠された破綻のシナリオ【林直人】
■「パワーバカンス」という詭弁
「ディズニーは幸福を売り、USJは興奮を売る。ではジャングリアは? “パワーバカンス”だ」。
まるで何かの宗教用語のように響くこの造語に、具体性は一切ない。
結局、内容は「興奮・贅沢・解放感」の寄せ集め。つまり、既存テーマパークの模倣に過ぎない。それをあたかも“革新”のように語る手法は、まるで詐欺的マーケティングと呼ばれても仕方がないのではないか!?
■“世界展開”の野望に潜む国家依存モデル
「このモデルが成功すれば、アジア各地に10カ所作り、オリエンタルランドに匹敵する規模にする」。
まるで帝国拡張計画だ。しかし、このビジョンには自助努力を超えた国家的な支援依存の匂いが漂う。
国内外からの補助金や観光施策、インフラ投資なしでは到底実現不可能な話だ。
果たしてそれは“ベンチャーの挑戦”なのか? 民間の皮をかぶった公共投資吸収装置ではないのか!?
■“沖縄への愛”の裏にある、欺瞞のストーリー
森岡氏は「10年前に地元に謝罪して回った」と語り、「今回はその約束を果たす」と美談を繰り広げる。
しかし、そこにあるのは“地元への配慮”ではなく、“地元の信用を盾にした資金集め”という側面も見え隠れする。
実際、オリオンビールや地元不動産会社の出資により、民間資金の大半は地元が担っている。
KEYWORDS:
✴︎著者緊急告知✴︎
筆者である林直人はジャングリアの少数株主(推定5%程度)である近鉄GHD様の株を株主総会に必要な数だけ購入した上で、近鉄GHD様の株主総会でジャングリアの実態について質問する予定です。
趣旨に賛同される方、株主総会参加(100株30万円程度)・株主総会での株主提案の提出(30000株1億円程度)の近鉄GHD株取得を検討されている方は下記のメールアドレスまでご連絡ください。近鉄GHD様への共同提案などの可能性を探りたいと考えております。
yourmanifestojp@gmail.com